課題
金融系システム開発を手がけるC社では、生成AIを業務に取り入れたいという要望が現場から上がっていたものの、情報セキュリティ・コンプライアンスの観点 から「個人情報や顧客情報を扱う業務にAIをどう適用していいか分からない」状態が続いていました。
経営層は全社展開を望んでいた一方で、職種ごとに業務内容が大きく異なるため、画一的な研修では効果が出にくく、役職・部門ごとに最適化された生成AI活用 が必要とされていました。
アプローチ
グラウスでは、「セミナー型の知識インプット」だけでは現場で使えるようにならない という認識から、ワークショップ形式と現場演習を組み合わせた6回シリーズの研修プログラム を設計しました。
1. 全社共通:生成AIの基礎とセキュリティ・ガバナンス
- 金融業界特有の情報セキュリティ要件を踏まえたAI活用の考え方。
- 入力データが学習に利用されない設定の徹底、機密情報の取り扱いルール策定。
2. 職種別ワークショップ
- エンジニア向け:コーディング支援、コードレビュー、技術ドキュメント生成。
- 営業向け:商談記録の整理、提案書のドラフト、顧客向けFAQ生成。
- 管理部門向け:定型文書の作成、社内問い合わせ対応の効率化。
3. プロンプト設計ガイドライン整備
- 業務別のプロンプトテンプレート集を作成し、誰でも一定品質で使えるように。
4. 内製化のための AI 推進体制構築支援
- 各部門から推進担当者を選出し、グラウスが伴走しながら社内運用を確立。
成果
- のべ120名(全社員)が受講完了。
- 受講3ヶ月時点での 業務適用率78%。各職種の現場でAI活用が日常的に。
- 金融業界の厳しいセキュリティ要件下でも、安全に運用できるガイドラインを社内に定着。
- 外部依存せず自走できる AI推進体制を内製化。今後の新サービス開発にもAI活用が組み込まれる体制に。
使用技術・グラウスからの提供物
- 6回シリーズの研修カリキュラム(座学+ワークショップ)
- 業務別プロンプト設計ガイドライン
- 情報セキュリティ・運用ルールのドキュメント化
- AI推進担当者向けの伴走サポート